TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)

 Internet ではデータはパケット(packet :小包)と呼ばれる小さな単位に分割されて送信される。それぞれのパケットには宛先のアドレスと発信元のアドレスが記されており、パケットの転送を担当するルータやゲートウエイと呼ばれる機器が宛先を解釈し、しかるべきネットワークへ送り出す (経路制御)。このようにしてパケットはネットワーク上をバケツリレーされ目的地へ運ばれる。
 Internet で採用されているパケット通信のプロトコル(protocol:規約、約束事)がTCP/IPである。TCP は信頼性のあるデータ転送するための規約で、全データが正確に届いたか確認し、パケットが途中でなくなったときには再送する。また、パケットが順番に到着しないこともあり得るが、そのような場合には順番に並べ直し元のデータを再構築する。IP はネットワークを通じて正しい宛先にデータ転送するための規約である。
 ネットワーク・アーキテクチャの標準化のために、OSI参照モデル (Open System Interconnection Reference Model )が定義されている。TCP/IPとの対応を下図に示す。通常TCP/IPといえば、TCPとIPのみを指すのではなく、IPを使った通信で使われるプロトコル群を総称している。

 パケットが送り出されるときに、正整数値の生存時間が与えられる。 ルータやゲートウェイを通過するごとに生存時間は1減少し、 ゼロになった時点でパケットは消滅する。

 近畿大学工学部・東広島キャンパス内にはネットワークの幹線として光ファイバー・ケーブルを用いて FDDI(Fiber Distributed Data Interface)が張り巡らされており、各研究室には10 Base T(TはTwisted Pair Cable「より対線」)用のジャックがある。呉キャンパスでは10 Base 5と呼ばれる黄色の同軸ケーブルでEthernetが張り巡らされている。両キャンパスは128 kbps の専用線(NTT)で接続されている。 また、外部へは 128 kbpsの専用線で東広島キャンパスから CSI (Chugoku Shikoku Internet Council)を通過して、SINET(Science Information Network:文部省学術情報センターが管理)、WIDE(Widely Integrated Distrbuted Enviroments)へ繋がっている。
 FDDI の転送速度は100 Mbps、Ethernet は10 Mbps である。ところで、Ethernet の Ether は、電磁波を伝える媒体として昔想定されていた架空の物質、エーテル、を指す。化学物質のエーテルではない。うまい名を付けたものだ。
 また、「X Base Y」で、Xは転送速度を表し単位はMbps、Yはケーブルの最大長を表し単位は 100 mである(ただし、Tの場合は例外。より対線の最大長は 100 m)。



    目次
  1. Internet とは
  2. TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)
  3. ドメインネーム(domain name)
  4. ドメインネームシステム(DNS:Domain Name System)
  5. Internet のサービス
  6. WWWの発明者:Tim Berners-Lee
  7. 電子メール(electric mail):人と人をつなぐ新たなメディア
  8. NetNews:誰でも投稿できる電子壁新聞
  9. FTP (File Transfer Protocol:ファイル転送 )
  10. TELNET ( 遠隔地・仮想端末 )
  11. ホームページの検索方法:WWWを全地球規模の分散型データ・ベースとして使う

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