「解析力学と変分原理」
コルネリウス・ランチョス、一柳 正和 訳 日刊工業新聞社(1992年8月)7,000円

徐 丙鉄(近畿大学工学部)

こんな本読んだことがない!?

 解析力学の本は、入門書から専門書まで(高橋康からアーノルドまで)沢山ある。 それらの中で、この本は燦然と輝いている。テクニカルな話は最小限に押さえ、 解析力学の本質を歴史をふまえ展開する。議論は哲学にも及び興味深い。 物理学徒は是非一読二読三読しよう。

序文より引用
 初等的でしかも哲学的流儀で精密科学の基本的骨格を説明する教科書が あってもよいのではないだろうか。 ・・・
 EulerとLagrangeの偉大な理論、HamiltonとJacobiの偉大な理論の背 後には、哲学的で非常に豊富な内容が宝のごとく隠されており、それら は数学の心得のあるすべての人々にとって、最高の知的喜びの源になる に違いない。

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