ジュラシック・パーク
マイクル・クライトン 訳:酒井昭伸 早川書房、ハヤカワ文庫NV (1993年3月)、 上380/下420ページ、650円/650円

徐 丙鉄(近畿大学工学部)

 ジュラ紀に、恐竜の血液を吸った昆虫が、化石として琥珀に封じ込められる。 恐竜の赤血球には核があるから、これを元に恐竜のDNAシーケンスを解析し、恐竜をクローニングする。これらの恐竜を孤島に放し飼い、恐竜サファリ:ジュラシック・パーク、として大儲けしようとしたが、恐竜の管理に失敗し、襲われてしまうというサスペンス物語である。
 スピルバーグが監督で映画化され、1993年に公開された。興業収入は9億ドルを越え、史上最高値を記録した。原作の小説の方は全米で700万部を突破したという。

 この小説にカオスを研究する数学者イアン・マルカムが登場することを知り、カオスの話を講義でする際の話題にしようと読んでみたが、意外におもしろかった。以下に、カオスとフラクタルに関する部分を引用しよう。



なお、この続編として「ロスト・ワールド」が出版されており、映画化もされた。 どういうわけか、死んだはずのマルカムが登場し、今度は「複雑系」について語る。
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