熱力学よもやま話

徐 丙鉄(近畿大学工学部)1998年4月10日

摂氏ってだれ?

Celsius, Anders(1701〜1744:スウェーデン、ウプサラ大学の天文学教授)が、 1742年に定めた温度目盛りで、氷点を100、沸点を0とした。記号は「℃」。後に、 1気圧での水の氷点を0℃とし、沸点を100 ℃とする温度目盛に改められた。
 中国で、Celsiusに漢字「摂爾修」を当てたので、この温度を摂氏温度という。 この頃はカタカナでセ氏と表すことが多い。

摂爾修 ボタンを押すと、楊 剛 氏による「摂爾修」の発音が聞けます。 

華氏ってだれ?

Fahrenheit, Gabriel Daniel(1686 〜1736:ドイツ)は、1724年に、 水、氷、食塩の混合物でえられる最も低い温度を0、 人間の血液の温度を12(後に96(=12×8))とする温度目盛を提案した。 記号は「°F」。現在では、1気圧での氷点は32 °F、沸点は212 °Fと定義する。従って、 摂氏温度Cと華氏温度Fの間には次の関係が成り立つ。

F = (9/5)C + 32

中国で、Fahrenheitに漢字「華倫海」をあてたので、この温度を華氏温度という。 これも摂氏どうようカタカナ表記し、カ氏とすることが多い。

華倫海 ボタンを押すと、楊 剛 氏による「華倫海」の発音が聞けます。 

火偏に商って何?

中国ではエントロピーに、漢字 (へん:「火」、つくり:「商」)を当てている。

エントロピーの熱力学的定義が dQ/T だから将に文字どおりである。 中国人の学生はこの定義を決して忘れないのではないだろうか。

エントロピー ボタンを押すと、楊 剛 氏によるの発音が聞けます。 


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