テニス格言集


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アプローチショットについて:ホップマン

1972年のウインブルドン決勝
スミスのアプローチショットでコーナーに追いつめられたナスターゼは、 完璧なストレートのバックハンドのパッシシングショットを打った。 それをテレビ観戦していたテニスのインストラクターの一人が 「わあ、何てショットだ」というと、ホップマンが応じた。
「いや違うね。あれが彼の打った唯一のショットだよ。」

 ホップマンの意味したところは、プレーヤーはどうしてもそうせざるをえないときに、 素晴らしいショットを打つことができるということであった。
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 ホップマンはセンター付近へのアプローチショットを好んだ。 このショットだと相手に選択の余地があるからだ。 選択をするということは、ナスターゼのような才能あるショットの打ち手には破滅の元なのである。

(「トータル・テニスト・レーニング」チャック・クリース著(大修館書店)55ページ)
注:ハリー・ホップマンはロッド・レーバー、ケン・ローズウォール、ジョン・マッケンロー、ゲルライティスなどをコーチした。テニス史上最も偉大なコーチの一人。


呼吸の意味

(野口三千三「原初生命体としての人間」(岩波書店)から)
 息を吐くときに働く筋肉はこれ(腹・腰をひきしめる筋肉)と一致し、 息を吸うときには逆に、これらの筋肉をゆるませなければならない。 したがって、打・突・蹴などを強く行なうときに息を吸うと、明らかな矛盾が起きて、 おかしな感じのものになってしまうのである。  一般的に言えば、吸息は集合であり、準備であり、貯蓄である。 それが終わって息が保たれている間(保息)は結合し、化合し、集中統一され方向づけられる。 呼息は解放し、行動し、完成する。(p102)